水素水の基礎知識
御利益のある水
飲むといいことが起こりそうな水、奇跡を呼ぶ水とされている物には水素が多く含まれていることが明らかになりましたが、昔から中身が知られていたわけではなく、経験者の実体験から「これ飲むといいよ」ということが広まったのです。
その理由は解明されていなくても、病気が治ったり体が軽くなったりお肌がツヤツヤになる人が続出すればいい噂が広まるのも当然でしょう。
人類の科学の進歩によってその秘密を解き明かそうとする研究がされると、ついに神秘的なお水がなぜ人体に素敵な効果を与えるのかが分かってきました。
水素が多量に含まれているからという結論に達したとき、ならばその条件に合う水を探せば皆が喜ぶのではないか、という考えに達します。
由緒正しい奇跡の水が欲しいけど近所にはないし出かけるのは大変だ、という人や体が悪くて遠出できない人も世の中には大勢いるわけですし、もっと簡単に入手できればみんながハッピーになれるのです。
なので水素を含む水が身体に良いと分かると、奇跡の水が湧き出る場所を新たに探すのも容易になって、人工的に製造することすら夢ではなくなったのです。
わざわざ一週間かけて海外の魅惑の水を取りに行かなくとも、同じような成分のお水を通販で注文できる時代が到来したのはなんとも喜ばしい限りです。
富士山のお水が欲しいと思ったら、ネットで注文すれば九州でも翌日に配達されるのでなんとも便利になったものですね。
水素の含有量
では水素水というジャンルに区分されるお水ならなんでもいいのか、というと素直に「はいそうです」とは言えません。 コーヒーにお砂糖を何杯入れるのかで甘さが違うように、水素水も含まれる量により人体に与える影響は違うと考えなければならないからです。 少量の水素しか含有していなければ大きな期待とは裏腹に効果はわずかな結果になってしまうので、水素水選びをこれからするのならそのへんのこともちゃんと確認して商品選びをするべきでしょう。 また水素はいつまでも水中にとどまってくれるものではないので、開封後速やかに飲みきれるか、ということもポイントになります。 一度に少量しか必要ないのであれば、1リットルや2リットルの瓶タイプだと開封してからなくなるまでに中の水素が大気中に消えてしまうでしょう。 一回分ずつに小分けされているようなタイプならそのリスクは少ないですし、どれだけの量を摂取するかで重要度は変わってきますが、溶存水素量は製品のどこかに記載されているはずなので購入前にチェックするべきです。 当然溶存水素量が多いほど健康と美容には良いので、なるべく数値の高い品を選ぶのがよいとされています。 あとは開封後飲み終えるまでにどれだけの水素が逃げてしまうか、容器のサイズや形状から予想して効率よく体内に取り込めそうなのを選ぶようにしましょう。
溶存水素量
この数値が水素水選びで最重要になるわけですが、どのような記号なのかも一応解説しておいたほうが親切かと思いますのでそうしましょう。 ppmという記号で表わされていますがこれは「パーツパーミリオン」の略で、ミリオンなので100万分のいくつか、という意味になります。 CDやゲームソフトでミリオンセラーといえば販売数100万オーバーのことになりますし、覚えにくかったらお気に入りのCDを連想しながら記憶すれば少しはましかもしれませんが効果は保証しかねます。 ミリと間違えそうになるかもしれませんがどの製品も単位は統一されていますのでとりあえず数値が一番大きいのを選択しておけば問題はないでしょう。 パーツパーミリオンではなくパーツパーミリだと勘違いしていたとしても、数値が他の製品よりも大きい品なら結局は正しい選択ができるのです。 他にも気にしたい部分は酸化還元電位で、これはマイナス値が激しい品ほど良いので頭の片隅にでも覚えておきましょう。 具体的には抗酸化作用の働きの大きさがこの数値で、ただしマイナス表記なので最小の数を選ぶべきということになります。マイナス1よりマイナス2、が正解になるので間違えないで下さい。 あとはph値ですが、これはph7.35にがベストでそこから大きく離れているほど吸収されにくいという意味に理解しておきましょう。